冒険家の角幡唯介さんの話

夜中に帰ってきて、テレビを点けるとEテレで探検家の特集をやってた。

GPSは昨今の探検家にとって必須アイテムらしいが、彼は持ち歩いていない。理由は、自然をよく見て情報を得てくのが探検の醍醐味だからだと言う。GPSを持ってると周りを観察しなくなるでしょ、と。そして、ナレーション「我々はいつからか自然から情報を得ることをやめてしまったのかもしれない。」

 

僕ははっとする思いでその番組を見てた。確かに。風や空を見て天気を予想するより天気予報をネットで調べて当てにする。地図なんかよまないでGoogleマップでちょちょい。本当は現実世界にいーっぱいあるヒントを見逃して、ネットの世界に依存する。ネットだけじゃない。多くの情報が生データではなく、加工されたものであるという当たり前のことに、改めて気づかされたような。

 

便利なものは利用するのが合理的、効率的だけど、生データをよーく観察する楽しさや大切さも忘れてはいかんなぁと思ったというお話。

 

あと、極限状態で長年連れ添った相棒(犬)を食べようと本気で思った話が衝撃だった。

 

おわり。